Experience Prototypistのマルチリンガル子育て+プログラミングブログ

Design Thinking、語学(英語、中国語、韓国語)、日中マルチリンガル育児、littleBitsやRaspberry Pi, Arduinoを使ったExperience Prototypingネタ。

Series 60 SDK for Symbian インストール前の準備 (Visual Studio .NET 2003のインストール)



Symbian OSで動作するC++アプリケーションの開発には、最低限、SDKが必要である。ただし、SDKを使って開発を行う前提として、Perl、および、Visual Studio .NET 2003(または、Visual Studio 6.0かBorland C++ Builder)が必要である*1

開発中のアプリケーションをWindows上のエミュレータで動作させるには、C++で書かれたソースコードコンパイルして、Pentiumなり何なりのx86 CPUが理解できるオブジェクトにしなければならないのだが、その際の適当なコンパイラがSeries 60 SDKには含まれていないので、用意しておいてくださいという話である。

さて、Visual StudioなりC++ Builderのインストールだが、普通にインストールすればよい。Visual Studio 6.0やVisual Studio .NET 2003をインストールする際、最低限必要なコンポーネントは、Visual C++である。Visual BasicやVisual C#は必要がなければインストールしなくてもよい。

なお、Visual Studioは、お金を払って購入する必要のある製品であって、フリーウェアではない。別にIDEを使って開発するつもりもない(エディタでごりごりソースコードを入力する)から、余計な費用を使いたくないという人もいるだろう。そのような人のために、マイクロソフトが無料で公開しているC++コンパイラ Microsoft Visual C++ Toolkit 2003 (http://msdn.microsoft.com/visualc/vctoolkit2003/) を使って、一通りの開発環境を無料で設定する方法もこちら(NewLC - Symbian OS - How to setup a free Windows-based development environment for Symbian OS)で公開されているので、必要があれば参照していただきたい。


*1:既に述べたが、Nokia Developer's Suite for Symbian OS(NDS)を使いたいというのであれば、ここでの選択肢はVisual Studio .NET 2003 英語版となる