先日も書いたように、モトローラから出ているSDKをインストールして、いろいろさわってみた。詳細に関しては、週末にでもまとめてみようと思うのだが、何点か気のついたところを思いつくままに指摘しておくと、
- Series60のSDKと特に干渉するようなことはない(devicesコマンドでデフォルトのSDKを切り替えれば、epocコマンドで起動するエミュレータもちゃんと切り替わる)
- インストール先のディレクトリはsubstコマンドで別の論理ドライブにちゃんと割り当てておく。
- プロジェクト(ソースコードなどもろもろ)はsubstしたドライブの中に保存しておく。
- devices.xmlやinstalled2.xml中に設定されているEPOCROOTもsubstしたドライブを指定しておく。
- M1000のSDKにはWINSしか入っていないので、Visual C++かC++BuilderXなどを用意しておく。
- VC++6とVisual Studio .NET 2003がインストールされている場合、(少なくともUIQなりM1000のアプリ開発時は)VS.NET 2003にではなく、VC++6の関連するディレクトリにのみ(あるいは先行するように)パスを通しておく(VS.NET 2003添付のLINK.EXEコマンドではバージョン情報の取得に失敗してビルドに失敗してしまう)
などなど。
ついでの情報といってはなんですが、既に702NK用にSeries60ベースであれこれ開発してしまった、という人のためにはPeroonからS2Uなんてものも出ています。S60のUIコールをUIQでも実行できるように一層挟むようなソリューションです。
手元にあるものに適用してみたところ、画面表示はちゃんとできているようです(細かいところまで見る時間がないので、あまり詳しいことはいえないのですが)。