Experience Prototypistのマルチリンガル子育て+プログラミングブログ

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郵政民営化!



実は郵政民営化ネタではなく、郵便局に対する不満の捌け口って気もしますが、続き。

ひところ、電子メールの広がりに郵便局も危機感を抱いたのか、電子メールよりもファジーな郵政メールを売りにしていたことがありました。

何がファジーって、あて先が多少いい加減でも届くというだけの話です。電子メールなら、yamada@foo.bar.comにメールを出そうと思っていても、タイプミスでyadama@foo.bar.comを指定してしまうと(当然)届かないわけですが、郵便なら、「やまだ様」を「やだま様」と書いてしまっても、届くとか、まぁ、そんな話です。

さて、郵政メールはそんなにファジーなんでしょうか?

私が今のところに引っ越してきたとき、前の郵便局管内で転居届けを出しました。

さて、前に住んでいたところの担当郵便局から、現在住んでいるところの郵便局に転居届けが転送され、私の名字「舟木」はこの郵便局の配達台帳に「舟本」と転記された。

念のために説明しておくと、郵便配達人はとりあえず郵便物を持って、表札を確認しながら郵便を配達しているわけではない。郵便局には配達台帳(住所とそこに住む人の名前を記した配達ルート帳)に基づいて配達されるのであり、配達台帳に存在しない人の郵便物を郵便配達人が持ち出すことはない。だからこそ、転居時は転居届けを出してください(そうすれば台帳を更新しますから)と郵便局でアナウンスしているのである。

話は元に戻って、私宛ての郵便物は、旧住所宛であれ、新住所宛であれ、最終的には新住所を管轄する集配郵便局に送付され、台帳とつき合わされ、あて先の「舟木」は台帳の「舟本」とは一致しないために、差出人に悲しくも返送されてしまっていた。

ある日、口座を持っている証券会社から携帯電話に連絡があり、転居先を教えてくださいといわれたので、既に連絡したはずだと答えたものの、その住所に郵便物が届かないという。それでやっと郵便不達が発覚したのだった。さて、「舟木」と「舟本」、間違えるにはファジーであっても、リカバリにそのファジーさが生かされない、これが郵便局の実態なのだ。

その後ですか? ちゃんと始末書を書いていただきました。当然です。口ではいくらでもお詫びしてくれるものの、文書化は相当渋っていましたが。