Experience Prototypistのマルチリンガル子育て+プログラミングブログ

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システム管理者の眠れない夜



ちょっと古めの本ですが、システム管理者の眠れない夜です。IDGの月刊誌WindowsNT Worldの1997年5月号〜2005年5月号の連載をまとめたもので、ちょうどその時期はWindowsNT Worldを読んでいなかったので(JavaWorldの記事を書いたり訳したりしてました)、新鮮な気持ちで軽く読めました。

私は大学を出て以来ずっと技術屋なので、普通の会社には就職したことはないのですが、普通の会社でシステム管理者をするというのは、なかなか大変だったと思います。今の世代は、この連載が書かれたときの世代よりはITリテラシーが向上しているので、コンピュータを使ってもらうという意味での苦労は少なくなり、別の苦労があるのかとは思いますが。

i486からPentiumへと移りゆく中、新品のPCがすぐに陳腐化してしまい、会社のPCよりも自宅のPCの方がよっぽど快適というのもこの頃ならではないでしょうか。いくらもしないメモリを追加したり、CPUを置き換えるだけでよっぽど快適になるということがわかっていても、自宅のPCと会社の資産としての(あるいはリース物件である)PCとでは扱いも違い、開発屋だった私にしてみれば、会社で貧相なPCで仕事しなければならないことに結構ストレスを感じたりもしたものでした(家で仕事した方が同じ時間でできる作業量が全く違う)。...が今はそういう悩みというのはないですね。自宅PCにお金をかけていないというのもありますが、性能的に不満のないレベルには達したということでしょう。

システム管理者の眠れない夜