Experience Prototypistのマルチリンガル子育て+プログラミングブログ

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Google Browser SyncでIEからFirefoxに乗り換え

私はこれまでずっと、Internet Explorerを使ってきたのだが、その一番の理由は複数のPC間でのブックマークの共用がIEでは比較的簡単なのに対して、Firefoxでは(不可能ではないにせよ)困難だったからである。簡単に言うと、IEではブックマークの各エントリごとに*.urlというファイルが生成されるのに対し、Firefoxではbookmarks.htmlという単一のファイルで管理されるので、IEの場合は単にPC間でファイルを比較してコピーしてしまえばいいのに対し、Firefoxではbookmarks.htmlというファイルの中身をチェックしてエントリの追加(や削除)を行う必要があるからであった。

そんな私がIEからFirefoxに乗り換えたのは、このGoogle Browser Syncのおかげである。Google Browser SyncとはFirefoxプラグインで、インストールしたPC間でCookie, パスワード, ブックマーク, 履歴, 現在開いているページの同期を取ることが可能である。同期時の通信内容は暗号化が可能なので、セキュリティ面でも安心である。また、私は直接その恩恵にあずかってはいないのだが、異プラットフォーム間(Windows - Mac - Linuxなど)でも設定の共有が可能だ。

仕組みとしては、ブラウザ上のGoogle Browser Syncから同期サーバにログインをすると、サーバ上の設定がダウンロードされ、ローカルのブラウザの設定とマージされる。その後、(ログイン中は)設定の変更がある度に、同期サーバ上の設定が更新されるといった感じである。なお、同期サーバにログイン可能なPCは1台に限定されるので、あるPC上のFirefoxから同期サーバにログインすると、別PCの側では自動的にオフラインモードになる(再度ログインすれば、ローカルのブラウザの情報と同期サーバ上の情報とで同期が取られる)。

欠点としては、同期情報の中で最も大きな割合を占めるであろうブックマークの数が多いと、同期にはかなり時間がかかる。まぁ、この欠点に関してはより最適化を図った同期が将来のバージョンでは実装されるであろうと期待したい。