ある意味、日本には直接関係がないのでコンピュータ業界でもあまり騒がれていない(騒がれているような気がしない)のだが、2007年以降のアメリカにおける夏時間延長の話。
アメリカではこれまで(大部分の州や地域で)、4月第1日曜日〜10月最終日曜日までが夏時間の適用対象だったのに対し、2007年以降、包括エネルギー法案(Energy Policy Act)により、3月の第2日曜日〜11月の第1日曜日までと、約1ヶ月間延長されることとなった。
当然、ソフトウェアも時間を気にしながら動作しているわけで、さまざまな影響が出る(はずな)のだが、マイクロソフトにはWindows CEに関する記述はあったが、Windows本体(XPなりServerなり)に関する記述は見つけられなかった。
- How to configure daylight saving time for the United States and Canada in 2007 and in subsequent years on Windows CE-based devices (http://support.microsoft.com/kb/923027/en-us)
一方、Javaの方は1.5/5では対応されているものの、1.4以前のバージョンではまだ対応されていないようだ。
- (tz) Support tzdata2005m (includes new DST rules for U.S. from 2007) (http://bugs.sun.com/bugdatabase/view_bug.do?bug_id=6317178)
- (tz) Support tzdata2006g (http://bugs.sun.com/bugdatabase/view_bug.do?bug_id=6425120)
ちなみに、オーストラリアでの2006年限定での夏時間の変更に関しては、別のところで書いているので興味のある方はご参照いただきたい。
- オーストラリアの夏時間とコンピュータへの影響 (http://www.mfunaki.jp/archives/2006/03/24/index.php#000586)