今日は会社を早めに出て新橋のドコモショップに行った。理由はM1000のソフトウェアアップデートである。これまでもアップデートの必要性を感じてはいたのだが、ドコモショップの異常としか言えない混雑を見ては、「また今度にしよう」と力なく引き返していたのだが、ようやくおしりに火がついたと言ったところである。
日本にいる間は電話、通信とも問題なく使えているのだが、海外に行ったとき、電源を入れると起動にしばらく時間が掛かった後、電波を見つけて現地のキャリア名を表示するところまでは行くのだが、その後、M1000のロゴが表示されてフリーズしてしまっていたのだった。最初に気づいたのは11月に香港に行ったときであったが(9月にアメリカに行った際には問題なく使えていた)、その時はM1000の問題というよりは、何か行儀の悪いソフトでもインストールしたっけか?(ちょうどそのころある常駐ソフトを入れていたので)と思っていたのだった。
その後、12月にイタリア経由でチュニジアに行ったのだが、(このときは件の常駐ソフトは外していた)どちらの国でも状況は香港の場合と同様であった。
実は2006年6月29日にドコモからソフトウェアアップデートの「重要なお知らせ」が出ており、その中に「短期間で通信(パケット通信、64Kデータ通信、SMS送受信)を相当数繰り返すと、内部データが蓄積され、端末の動作が不安定になる場合がある」という項目があったのだった。
- 重要なお知らせ:FOMA「M1000」をご愛用のお客様へ (http://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/060629_00.html)
なんでもLogdbu.datというファイルが肥大化してしまい、動作が不安定になるとのことである(公式サイトには具体的にこう書いてあるわけではない)。たしかに、私のM1000のLogdbu.datファイルも6MB程度にふくれあがっていた。
ただし、ドコモショップに行っても、「ソフトウェアのバージョンが古いのでアップデートは可能」であることは説明してくれても、「アップデートすれば海外で使えないという問題が解決する」ということを確約はしてくれないので(もちろん、このこと自体は理解できる。もしかしたらGSM系の回路がイカレてしまっている可能性だってあるだろう)、結局はメーカー預かりの修理とあいなった。大体2週間かかるとのことで、その間は代替機ということでN900iを借りた。本当はこの機会に最新のケータイを借りたかったのだが、その場合、無くしたり壊したときの保証料がどんでもない値段だったので。N900iでも壊してしまえば5000円賠償する必要がある。
M1000にはOneBridgeというソフトウェアを入れて、会社のLotus Notesメールやカレンダー、アドレス帳、ToDoと同期をとっていたので、しばらくはちょっと不便である。とほほ。