docomoから出た初Samsungスマートフォン、SC-01Bはキーボードを備えたWindows Mobile 6.5 Professional搭載携帯である。
私は以前、SamsungのSGH-i600、またの名をBlackBerryならぬBlackJackというスマートフォンを使っていたことがあるので、Samsungのキーボード付きスマートフォンに対しては、結構いい印象を持っている。本機も画面サイズこそ(キーボードにスペースを取られてしまう分)QVGAサイズではあるが、文字入力という観点からすると、iPhoneよりよっぽど生産性が高い。
Samsungケータイということで、Softbankからリリースされている(スマートフォンじゃない)SCモデルのように、韓国語の入力に対応しているかというと、残念ながらそんなことはない。ただし、Samsung Gothic Koreanなるフォント(SamsungGothicKorean.ttf)がインストールされているので、韓国語のウェブサイトは文字化けなく見ることができる。
おもしろいのは(IMEというか)SIP、文字入力で、カタログスペック的には日本語はAwnn(Advanced Wnn)、英語はXT9が採用されているのだが、素のAwnn、XT9が入っているのではなく、Effyという多言語入力ソフトのコンポーネントといった入り方をしている。
Effyというのは日本語や韓国語、中国語、英語を入力可能にするSIPで、英語版のWindows Mobileを買っても、こいつをインストールしてやれば先に挙げた4カ国語が入力できるようになってしまうという、優れもののソフトである。私も以前、何度かお世話になったことがある。
さて、Effy採用のSC-01BにEffy-4.0 CJKがインストールできれば万歳なのだが、残念ながらうまくいかず。同社のサポートBBSに問い合わせたのだが、バージョン4.0ではハードウェアキーボードに対応しないとの事。対応してくれると本当にうれしいんですけど。
とりあえず、中国語のフォントを入手して(たとえば http://www.careace.net/2009/02/09/chinese-font-for-your-samsung-omnia/ )、フォントリンクの仕組みを使うことで、日本語、韓国語、中国語(簡体字・繁体字)に対応できているようであります。
フォントリンクのためのレジストリ定義はこんな感じです(一部のみ)。
"Tahoma"="\\Windows\\msgothic.ac3,MS UI Gothic;\\Windows\\sunfon.ac3,SC_Song;\\Windows\\SamsungGothicKorean.ttf,Samsung Gothic Korean"
"MS UI Gothic"="\\Windows\\msgothic.ac3,MS UI Gothic;\\Windows\\sunfon.ac3,SC_Song;\\Windows\\SamsungGothicKorean.ttf,Samsung Gothic Korean"
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