Experience Prototypistのマルチリンガル子育て+プログラミングブログ

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ATOK PadとTweetMeの連携はiPhoneアプリの神

最近、ATOK PadとTweetMeがそれぞれバージョンアップをし、前々から予告されていた連携機能が実現された。

ATOK Padはその変換精度の高さが評価されつつも、IMEではなくアプリであることに起因するさまざまな不便さが指摘されてきたが、ATOK PadとTweetMeのような形での連携は、IMEというベストな形ではないにせよ、かなりいい線をついていると思う。また、単にATOK Padとの連携がどうのこうのというのではなく、今後のiOS(iPhone, iPad)アプリのアプリ間連携の方向性を示唆していると言えよう。

まずは、TweetMeの画面である。Tweetするためのボタンを押すと、入力画面が表示され、画面下半分のソフトウェアキーボードで入力を行うことができる。さらに、入力画面右側にATOK Padのアイコンが表示されている。

このATOK Padアイコンをクリックすると、TweetMeとは入れ替わりに、ATOK Padが起動するので、Tweetしたい内容を自由に入力することができる。入力が終わったら、画面右上の完了ボタンをクリックすればよい。

完了画面をクリックすると、ATOK Padが全画面で表示され、入力内容を確認することができる。さらに、右上に呼び出し元アプリに戻るための矢印アイコンが表示されている。

矢印アイコンを起動すると、ATOK Padと入れ違いに再びTweetMeアプリが起動され、先ほどATOK Padで入力された内容が入った状態になっている。あとはTweetボタンを押せばそのままつぶやけるわけだ。

アプリ間の連携のスピード感も(すくなくとも私の使っているiPhone 4では)快適で、ストレスは全く感じられない。

TweetMeはリリース直後、アドバンスト・メディアのAmiVoiceとの連携による音声入力など(言葉は悪いが)際物的な印象があったのだが、実はTwitterクライアントとしての基本機能もしっかりしており、すばらしいなと感じていた。私個人としては、Echofonの複数端末+PC/Mac上でのEchofonとの間での未読位置共有機能がたまらなく好きで、Echofon以外のTwitterクライアントへの移行を躊躇していたのだが、TweetMe + ATOK Padを知った今は、未読管理は手動で(そもそもタイムラインをすべて取りこぼさないように追っているわけではないので)、入力は快適にという考え方に変わったのでした。

あとはアプリ間の連携の仕様がどうなっているのか(どのように標準化されているのか)が技術的には気になるポイントではある。