Experience Prototypistのマルチリンガル子育て+プログラミングブログ

Design Thinking、語学(英語、中国語、韓国語)、日中マルチリンガル育児、littleBitsやRaspberry Pi, Arduinoを使ったExperience Prototypingネタ。

新しいiPadと自炊、クラウド

今日は「新しいiPad」の発売日でしたが、早々に購入してしまいました。

iPad, iPad2WiFi版を買っていたのですが、今回はWiFi + 4G版を購入しました。それに伴い、iPad2では64GB版を買っていたのですが、今回は32GBにスケールダウンしました。

32GBと64GBの間の価格差は1万円を切っているので、「迷ったら大きい方を買っとけ」というのは一面の真理かと思いますが、むしろ、私がiPadでやりたい事は(ほとんど)クラウドにあり、ということで常時通信ができるのであれば、ローカルの記憶領域はむしろ、ダイエットしたほうが良かろうという判断だ。

現に、iPadとPC/Mac上のiTunesを接続することはほとんどない。私のこれまで撮ってきた写真はアルバムにしてすべてfacebookにアップロードしているし(ただしそのままでは中国からアクセスできないという問題はあるが)、自炊した書籍は、Google Docsにすべてアップロードしてあるので、直近で読みたいものはGoodReaderを使って(Google Docsからダウンロードしておき)オフラインでも読書できるようにしてある。その他、Kindleで買った書籍や中国のオンライン電子書籍書店で買った書籍も同様だ。

アプリに関しても、iTunes Storeからダウンロードということで、この先、iPadをUSBでiTunesと接続することがあるとすれば、リッピングしたDVDを転送するときくらいか。ただそれにしても、WiFi経由で転送してしまえば、iTunesを使うこともない。

従来のiPhone/iPadの欠点が母艦が1台のPC/Macに限定される(正確に言えば、音楽と書籍とビデオと写真とで母艦を分けることはできるが)点であったが、今となっては1台どころか0台でもいいんじゃないかといった感じだ。

と、ここまでの話だけならiPad/iPad2でも同じなのだが、Retina Displayはやはり美しい。従来、自炊した雑誌をiPad(なり同等の解像度のタブレット端末)で見るのは、文字の視認性という意味でかなり苦しかった、特に日経ソフトウェアのような大判の雑誌は正直読めたものではなかったのだが、それがRetina Displayでは実物書籍より一回り小さく、かつ視認性は失われないという点で、これまでのiPadから大きくリードした。本は読みたし部屋は小さしという私のような自炊読書家には、ある意味、ここでひとまず完成形かな(次のiPad4で解像度の向上がないのであれば、iPad3は2年間は使い続けられるのではないか)という思いはある(突っ込みどころとしては、日本におけるさらなる高速ネット環境が課題ではあろう)。

そういった意味で新しいiPadは、大切に(傷つかないようにカバーして)使うiPadではなく、AppleCare+ iPadに加入して2年間は普段履きの下駄のようにみっちり使う(万が一壊れたりしても壊れたらAppleShopに持って行って、さっさと取り替えてもらう)、そんな道具の域に達したのではないかと思う。そう入っても、風呂の蓋は使っていますが(あと、AppleStoreのリアル店舗が近くにあるから、即日取り替えが可能だという地の利は確かにあるのだが)。