Experience Prototypistのマルチリンガル子育て+プログラミングブログ

Design Thinking、語学(英語、中国語、韓国語)、日中マルチリンガル育児、littleBitsやRaspberry Pi, Arduinoを使ったExperience Prototypingネタ。

声変わり→声だして笑う

3ヶ月半が経過しました。声変わりは3ヶ月ちょい前に現れました。

それまでの声が喉から先の「口先」で出す声だとすると、声変わり以降は腹から出す声になったといった感じでしょうか? 聞いている側からすると、たしかに発声箇所が変わったという感じです。

じゃあ、声を出して笑ってくれるかな?と思いきや、一日待ってもその気配はないので、真似っこ能力に期待して、たくさん声を出して笑って聞かせたところ、ちゃんと真似して、きゃっきゃ、けらけら笑い出してくれました。

初笑いを聞いていて感じたのは、泣くのと笑うのは結構疲れるんだなー、ということ。泣く方はお腹が空いた等、自分の生命維持がかかっているので、まぁ、必死に泣くというのは分かるのですが、笑う方は笑わなくても死ぬ訳ではないので、それなりの決意というか自分の中の決意がないと、声を出して笑うってのはしないのかなと(声を出さずに笑顔だけ見せる分には楽だとおもっているんでしょうが)。発声的には笑う・泣くは紙一重っぽい。

資料保存の意味も含め、初笑いを記録しようと、iPhoneを向けると、ここはパパに悪いところが似てしまったのか、途端に表情が固くなり、笑うのをピタっと止めてしまいましたとさ。パパの幼稚園くらいまでの写真を見ると、これでもかっというくらい不機嫌間満載なのですが、撮られ好きになるにはどうしたらいいんですかね?

さて、初笑いから半月が経過しましたが、中学生男子の声変わりと同様、徐々に声が出やすくなってきたようで、日を追うにつれ、声量が増えてきた(要はうるさくなってきた)ようです。これまでも話し好きな男の子だなと思っていましたが(特に授乳後)、輪をかけて話し好きになってきたようです。真似して返すと、喜びひとしおで、さらに会話を返してきて、確かにことばのキャッチボールが続いていきます。

一方でパパが日本語で、ママが中国語で話しかけても、そんなに反応しないというか、まぁ、真似してあげるよりは反応が薄いですね。自分の会話を理解してもらえないような、そんな寂しさを覚えているのかもしれません。外国語学習でも発音を微に入り細に入り直されれば、喋る意欲は薄れてしまうのと同様、会話の際にはろくちゃんの発音をそのまま(あるいはアレンジして)返してあげるのが、今の時期は良いみたいです。

言語学的には、赤ちゃんと同じ文法や単語を100%再現する必要はないものの、音素・音韻構造は赤ちゃんに合わせてあげると、「自分の言語」感が高まるのかと思います。英語の学習でも、聞いた英語がすべて分かる訳でなくても、未知の単語が一連の英語の発話の一部であることが分かるのは(会話の時間的な連続性ももちろんですが)、英語の音素・音韻規則に則っているからに他ならないので。聞き流しで英語が習得できたりはしないにせよ、音韻を身につけたり、リズムを身につけるという意味では無意味ではないのと同じかな。

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