電子書籍の読み放題サービス、Kindle Unlimitedが始まったというので、早速利用してみた。
幸運にも、読みたいと思う本も少なからずあったので、ちゃんと読む時間が確保できるのであれば、毎月980円払ってもいいかな、といったサービスである。
問題なのはこの「ちゃんと読む時間が確保」というところで、時間確保のために、タスク管理系のサービス(iPhone標準のリマインダーとか。私の場合はTodoistというサービスを使っています)を使っていることもあり、「読み放題で読む」ボタンをクリックした際に(購入時と同様)メールが飛んでくるのであれば、そこをトリガーにやることリスト(とうまくいけば読了時間の見積もり)を自動的に登録させよう、などと考えておりました。
が、「読み放題で読む」ボタンを押してもメールが来たりはしないのでした(費用が発生しているわけではないから)。もちろん、同時並行で読める本は10冊までで、その10冊がどの本なのかとか、読んだ本は削除して別の本をダウンロードできるようにする、というのはAmazon.co.jp上の「コンテンツと端末の管理」画面からできるのですが、長い書名は後ろの方が省略されて見えないし(雑誌なんかだと肝心の何月号かがわからない)、そもそも手作業で書名コピー、タスクリスト作成ってのは全くイケていない。
確か、Kindle Oasisを出した際に、読書体験(Experience)にとことんこだわって、デザイン思考を使って作り上げた(だから一見してこれまでと違って「読みにくそう」な印象があったとしても、実際はより優れた体験を提供できるのである)、みたいな言い方がされていたかと思うが、是非、before reading, purchase, reading and purchase anotherのすべてのフェーズでよりキモチ良いExperienceをアマゾンさんには提供して欲しいと思う次第。
そもそも購入マネージメントとか利用管理とかって(Kindleに限らず)Amazonが握りやすいところだから、Amazon自体が「利用体験」のマネジメントを提供するとか、メッセージ系のサービス(LINEとか)が会話の中からやることリストを作ってくれるってのは嬉しい+お金払って良いサービスになりそうなんですけどね(LINEだったら、Amazonの発送情報なんかも受け取れるし、他のサービスとの接続性も高いから)。