いくつか抱えていた問題/疑問のうちの1つがM1000 SDKに起因することが判明。ちょっとがっくし。
M1000 SDKをインストール後、他のSymbian OS SDKとの環境切り替えが簡単にできるように、devices.xmlファイルに自SDK情報を手動で登録することが可能だ(他のSDKの場合、勝手に登録されてしまうんだけれども)。
M1000 SDKの場合、自SDK情報を登録するには、コマンドラインから
なんて入力すればよいのだが(Qドライブはsubstした先のインストール先ディレクトリ)、登録してしまうと、CodeWarrior for Symbianの方で、他の正しくインストール、設定されているSDKが認識されなくなってしまうという問題がある。
CodeWarriorの場合、たとえば、メニューからImport Project From .mmp File...なんてのを選択すると、genericな形式で作成されたSymbianアプリケーションのプロジェクトをインポートすることができる。このメニューを選択すると、次に、Symbian Importer - SDK Selectionということで、使用するSDKを選択することができるのだが、M1000 SDKの登録以前であれば、
なんて選択肢が表示されるのだが(もちろん表示内容はインストールされたSDK種別により異なる)、これが、M1000のSDKを登録しようものなら、
- symbian
- (空白)
となってしまい、Nokiaから提供されているSDKは蚊帳の外に置かれてしまう。
まぁ、
で元通りになるといえば元通りになるのだが、そういうのが面倒くさいのであれば、M1000向けアプリとはいえ、メインはUIQ 2.1のSDKで開発するというのがよいのかも知れない。
# ただし、上の問題に関しては、モトローラが悪いと責めている訳ではなく、Metrowerksが(CW for Symbianは今はNokiaの持ち物なので、そういう意味ではNokiaが)悪い可能性もあるので念のため。SDKの手動設定が必要なBorland C++ BuilderXの方では、当然(類似した)問題は発生しない。