Experience Prototypistのマルチリンガル子育て+プログラミングブログ

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紙時代とブラウザ時代における文書の見た目



私は文書の見た目に結構こだわる。プリントアウトするような文書なら尚更だ。ウェブブラウザで見るような、ウェブブラウザの横幅・縦幅に合わせて自動的に整形されるような文書ではなく、紙の上に形を変えることなく印刷された、そんな文書だ。

例えば、改ページ後に文章が2〜3行だけ、というような構成にはならないように気を使うし、基本的に段落がページをまたがらないように心がけている。また、各段落の文書量は常に一定になるようにしている。例えば、短めの文書なら1段落は常に7行といった感じだ。

一方、段落の末尾に関しても、先ほどのページまたがりの話と同様、(横書きの場合)左のほうで終わってしまうのではなく、左から見て3分の2を超えるように意識している。紙に印刷してみると、黒っぽい印象(内容があるとか、落ち着いたといったような印象)を与えることができる。

文章というものは、内容が第一であって、形式は二の次というのは事実なのだが、形式が悪いために、内容が良くても読んでもらえないのであれば、これもまた残念なことである。「リズムのある(結果として読みやすい)文章」を書け、というのは具体性に欠けた指示になってしまうが、先にあげたようなことを文書を作成する際に常に意識していれば、そこにはリズムが生まれるだろう。

最近では、文書が紙媒体から電子媒体へと移るにつれ、形式を意識しないで内容を作成して、形式部分はそれ用のコンポーネントに任せる(スタイルシートとか、ワープロの行末ぶら下げとか)のが普通になっている。原稿用紙スタイルのワープロを使いたいとは思わないが、形式を意識しながら推敲ができる(形式に問題があると警告が出る)ようなワープロなら、一度使ってみたいと思う。

id:naoyaさんの「文章の見た目」を読んで、私も一言。

naoyaのはてなダイアリー - 文章を書くときに段落のまとまりの見た目を意識するかどうか