Experience Prototypistのマルチリンガル子育て+プログラミングブログ

Design Thinking、語学(英語、中国語、韓国語)、日中マルチリンガル育児、littleBitsやRaspberry Pi, Arduinoを使ったExperience Prototypingネタ。

Yahoo! Auctionsよりご案内です

受信箱に「【重要なお知らせです】」というメールが届いていたので、中を見るとこんな感じだった。

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http://○○○.freewhost.com/yahoo-actions.co.jp/index.htm
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※こちらのメールは自動送信メールとなっておりますので、そのままご返信いただきましてもお答えいたしかねます。

まぁ、こんなのにだまされて自分のIDとパスワードを入力してしまうのもどうかねぇ、とは思うが、あるコンサルタントの方にこんな話を聞いた事がある。

SPAMといって馬鹿にするけれど、たとえば、ある銘柄に関して3回連続で株価の上がり・下がりを予測したメールが届いて、かつ全部当たっていたらどうする?」

手元に10,000のメールアドレスがあり、5,000アドレスには「上がります」、別の5,000アドレスには「下がります」とメールすれば、どちらかは当たるわけです(上がりも下がりもしない、というのは別にして)。上がったにせよ、下がったにせよ、(偶然)当たった5,000のアドレスに対して、 2,500アドレスには「次は上がります」、もう2,500アドレスには「次は下がります」とメールし、さらに当たった方の2,500アドレスに対して、 1,250アドレスには「今度は上がります」、もう1,250アドレスには「今度は下がります」とメールすれば、結果がどう転ぶにせよ、1,250人にとってあなたは「当該銘柄の株価の上がり下がりを当てた神」に他ならないわけです。あとは、インチキだろうとなんだろうと情報商材を売るのもよし、何をするもよし、ランダムにマーケティングするよりはよっぽど高い精度であなたの売りたい物を売りつける事ができるでしょう。

と、まぁ、そんなお話です。なまじIT技術に詳しかったりすると、先ほどのYahoo!アカウントの乗っ取りなんかには引っかからないにせよ、この手の情報戦にはコロっとやられたりしちゃうんじゃないでしょうか?(相手は嘘をついているわけではないので)。

それがいわゆる「世間を知っている・知らない」という事に他ならないわけですが。