Experience Prototypistのマルチリンガル子育て+プログラミングブログ

Design Thinking、語学(英語、中国語、韓国語)、日中マルチリンガル育児、littleBitsやRaspberry Pi, Arduinoを使ったExperience Prototypingネタ。

平壌珈琲吧@北京

北京オリンピックの頃、北京に北朝鮮メイドカフェがあるということで結構話題になった。

ああ、そういえば行ったことないな~と思い、行ってみることにしました。北京の北、望京という韓国人が多く居住している一角にあります。市内中心部からだと30分~1時間は見ておいた方がよい距離(渋滞に巻き込まれるので)なので、よっぽど酔狂な人でなければ行かないほうば良いかと思います。

住所は 北京市朝陽区望京西園三区316号楼2F ということで西園○区の○号楼というのがそれぞれマンションなのですが、住所をそのままGoogle Mapに入れても西園三区までが反映された地図がでるだけです。そこから316号楼を歩いて探すのは結構距離的にしんどいかと思います。...と思って今Google Mapを改めて見たら、(思いっきり拡大すると)「平壌珈琲」の表記がありますね~。

外からみた面構えはこんな感じ。

お店は2階にあるのですが、2階へ上がる階段はこんな感じ。せっかくの語学ブログなので、他のページにない情報を付け加えると、ハングル...じゃなかったチョソングルでは、평양대성산관、평양(ピョンヤン: 平壌)대성산(テソンサン: 大城山)관(グァン: 館)と書かれています。

お店の中に入ると、会話は基本的に(中国語ではなくて)朝鮮語です。席について、メニューを受け取って(メニューは上にリンクしたページを参照)、平壌珈琲を注文します。

私が入店したときは、先客が2人といった状態だったので、朝鮮語の勉強をかねて会話の練習をしてきました。

  • メ: 日本人の方ですか?
  • 舟: はい、日本人ですよ。
  • メ: 朝鮮語お上手ですね。
  • 舟: いいえ、まだまだですよ。
  • メ: 日本に住んでいらっしゃるんですか?
  • 舟: はい、日本の東京に住んでいます。こちらに来る日本人は多いんですか?
  • メ: 日本人のお客様はたくさんいらっしゃいますよ。

日本語にしてしまうとわからなくなってしまうのだが、メイドさんの話す朝鮮語は습니다体(何とかニダというやつです)で、해요体(何とかヨ)ではないのですが、私の方は습니다体なんて使わないから全然出てこない...しかたなく해요体で通したのでした。

  • 舟: そういえばここには北朝鮮のビールはありますか。
  • メ: ありますよ。
  • 舟: それでは、1本ください。

と言って出てきたのがこちらです。

写真ではちょっとつぶれ気味ですが、대동강맥주、つまり대동강(テドンガン: 大同江) 맥주(メクチュ: 麦酒)です。味はいたって普通(軽くもなく辛口でもなく)でした。

珈琲とビールという無茶な注文をした後、食事もしていきたかったのですが、後の予定があったためにやむなく変えることにしました。店を出るときに、朝鮮語でのさようならに混じって、一人だけ照れながら「サヨウナラ」と日本語で送り出してくれたのでした。

日本に帰ったら、습니다体がすらすら出るようにちゃんと練習しよう、と思ったのでした。