Experience Prototypistのマルチリンガル子育て+プログラミングブログ

Design Thinking、語学(英語、中国語、韓国語)、日中マルチリンガル育児、littleBitsやRaspberry Pi, Arduinoを使ったExperience Prototypingネタ。

アン・ジョー兄 歌って中国語

今日(10/14)の日経産業新聞によると、ANJOインターナショナルの社長、安生浩太郎氏(というより、200%男 安生洋二の兄 あるいは アン・ジョーの兄のほうが通りがよいのか?)がテレサ・テンの歌を歌いながら中国語を勉強中とのこと。

英語の場合は歌いながら発音も勉強しつつ、語彙も増やしていくことができる(もちろん使われている単語やフレーズは歌詞という文脈で用いられていることには注意する必要がありますが)という点で悪くない(むしろ推奨してもいい)学習法だと思うのですが、かたや話し言葉としての中国語には四声があるのですが「歌い言葉」としての中国語からはその四声が抜け落ちているので、安生氏も言っている様に「話していることが何となくわかるようになる」ところまでは行けても、正しく話せるようになるのは至難の技かも。

これは私自身自戒を込めての話なのですが、私も中国語を勉強し始めたときに(英語での成功体験に基づいて)歌ったり、ICQ(時代がばれそう)で中文チャットをして(英語を勉強した中学生のころには、インターネットなんてものはなかったのでsnail mail、つまり海外文通ということになりますが)いたのですが、ピンインも覚えられる、カラオケでも歌える、だけど話すと発音(四声)が悪いとなってしまう。カラオケで歌を歌っているときと、話しているときの言語運用能力の落差にはしばしばびっくりされてしまったのでした。