2006年2月21日(というのは今日のことですが)、NokiaからCarbide.c++ Express 1.0がリリースされました。
Carbide.c++というのはEclipseベース(今バージョンはEclipse 3.1.1ベース)のSymbian C++統合開発環境で、Symbian OSのうち、次のバリエーションに対応しています。
S60 SDKs
- S60 3rd Edition
- S60 2nd Edition, FP3
- S60 2nd Edition, FP2
- S60 2nd Edition, FP1
- S60 2nd Edition
Series 80 Platform SDKs
- Series80 2.0
UIQ SDKs
統合開発環境という意味では、同じCarbideの名を冠したものとして、VisualStudioのアドオンであるCarbide.vsというのがあって、こちらも悪くはなかったのですが、日本語版のVisualStudioではうまく動作しない(一部メニューが表示されない)問題があったので、今回のCarbide.c++ Expressのリリースは、日本において「使える」IDEのリリース(CodeWarrior for Symbianなんてのもありますが)といえるかと思います。
なお、商用版としてはCarbide.c++ Developer Edition(299ユーロ)、ならびにCarbide.c++ Professional Edition(未定)がリリース予定です。
また、J2ME開発環境としては、Carbide.jが2月14日にリリースされています。
インストール方法は使用感などは、後日、報告することにしましょう。