W-ZERO3の人気と関連しているのかどうかは不明だが、富士通大分ソフトウェアラボラトリから、文脈処理機能、利用者の文字の癖を学習する機能、および既確定文字列を基にした予測変換機能を備えた手書き認識ソフト Japanist for PocketPCがリリースされた(ちなみに富士通のPDA、PocketLOOXにバンドルされているものと同等)。PocketPCの2002、2003、2003SEに対応(ということはW-ZERO3は現状未サポートですな。同社サイトのFAQも参照)。
文脈処理機能の搭載により、形の似ている「う」と「ラ」、「才」と「オ」の(つまりこれらの文字を含む語の)認識精度が向上した。また、クセ字の学習機能を備えているため、崩れた書き方をするような場合であっても、使えば使うほど認識精度も高まるとのこと。
冗談で「ガソリン」と書いたときに「ガ」以外はどれも同じに見える(「ガンリソ」「ガリンソ」などなど)なんて話があるが、文脈認識とくせ字学習があれば、どんなに雑に書いたガソリンでも正しく認識されることだろう。