Experience Prototypistのマルチリンガル子育て+プログラミングブログ

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万引きできないiTunes Music Card

久しぶりのiPodネタですが、iTunesでの楽曲ダウンロード購入が居住地によって制限される(日本在住であれば、日本のiTunes Music Storeからしか基本的に楽曲をダウンロード購入できない)話については、これまでも話題にしてきた。

決済用のクレジットカードの発行地に基づいて居住地の判定がされているということで、Yahoo!オークションで米国発行のiTunes Music Card(のコード)を購入したり、アメリカ出張時にiTunes Music Cardを購入していたのだ。先週もアメリカに出張してきて、別のプリペイドカードを購入したのだが、面白いことに気づいた。

iTunes Music Cardの表面にはThis card has no value until activated at the register.と記載されており、また、裏面にもPrepaid cards purchased at a retail store location have no value until activated at the register.と記載されている。iTunes Music Cardは(往々にしてレジの近くに置かれているとはいえ)結構手に取りやすいところに鍵もなしに置かれており、これでは簡単に万引きできてしまうのではないか、極端な話、カード自体を万引きせずとも、銀色の部分をスクラッチして表示されたコードを携帯電話のカメラで撮影するなり、記憶力に自信があれば暗記してしまえば、それでウン十ドル分の万引きは簡単にできてしまうと思っていたのだが、事情は違うようだ。

プリペイドカードは購入時にカードについている各カード固有のバーコード(iTunes Music Cardの場合)や磁気データをレジに通しており、それによって初めて、銀色のスクラッチ部分の下に隠されているコードが有効になる(activate)されるようだ。確かにプリペイドカードの中には300ドル相当のものとか(BEST BUYといった電器屋さんのギフトカードなど)もあるので、簡単に盗まれてはたまらない。

iTunes Music Cardの裏面にはPowered by Fast cardとあるので、まぁ、こんなことは誰でも知っている業界標準の話なのだろうが。