Experience Prototypistのマルチリンガル子育て+プログラミングブログ

Design Thinking、語学(英語、中国語、韓国語)、日中マルチリンガル育児、littleBitsやRaspberry Pi, Arduinoを使ったExperience Prototypingネタ。

紙情報の電子化

世の中の流れについていこうとしているわけではないが、容量のかさばる大量の情報を電子化しているところだ。

私の場合、容量のかさばる情報のトップ2を上げると、CDと本である。CDの方はHE-AACフォーマットで音楽ならば64Kbps, 語学教材のようなものであれば48Kbpsに圧縮してiPhoneに入れて持ち歩いているが、音質的にも特段の不満はない(id:mfunaki:20091005#p1)。

一方、本に関しては、創刊号からの「中国語ジャーナル」や「韓国語ジャーナル」、同じく創刊号からの大修館書店の「言語」、学会スタート以来の自然言語処理学会の学会誌が膨れ上がり、空調の効いたトランクルームの一角を占拠している(一方で人間様は狭い部屋に押し込められている)。以前からこういったものを電子化していかなければと思って、半年ほど前にプリンタを購入したさいも、オートシートフィーダのついたスキャナ付き(かつ無線LAN対応)のBrother DCP-535CNを購入した(私のようにMacBookの上でVMwareを使ってWindowsを動かしているような環境では、どちらのOSからも接続や設定を変更しないで利用可能なネットワークプリンタは非常にありがたい)。

実際には、オートシートフィーダで読み込んだスキャンイメージは傾きがひどく、そのままでは使い物にならない。また、DCP-535CNもオートシートフィーダ搭載とはいえ、片面スキャンの対応である。

そんなこんなで、巷で人気のScanSnapを買うべきかな〜とか、本の断裁をするためにPlusの裁断機PK-513を購入しようかな〜(便利だけど結局場所を取る)と考えていたのだが、ありがたいことにそういった無駄な支出をしなくて済んだ。

「両面スキャン未対応のDCP-535CNで両面スキャンする方法」(http://w3w.jugem.cc/?eid=389)に、私と同じDCP-535CNとエプソン(旧エー・アイ・ソフト)の読んde!!ココというOCRソフトを組み合わせることにより、両面スキャン、かつOCRで認識した文字を透明テキストとして組み込んだPDFにするための方法が説明されている。幸いにも、この手の問題意識は昔から持ち合わせていたので、読んde!!ココに関しても以前購入したことがあり、今回は安価なアップグレード版を購入できた。

一方、本の背表紙部分の断裁に関しては、「本、コミック、漫画のスキャン方法」(http://bookscan.chips.jp/)を見たところ、fedEx Kinko'sでは背表紙の断裁を100円でやってくれるとの記事を見た。断裁機PK-513Lの価格が32,800円ほどなので、300冊以上断裁するなら断裁機を買ってしまった方が、と計算上は見えるものの、実際には刃が悪くなれば替刃を購入して取り替える必要もあり、そもそも場所を確保するために(あとはデータの取り回しを楽にするために)デジタル化を図っているのに、場所を取る断裁機を購入してどうするんだ、ということで、プロ用の道具で断裁してくれるKinko'sにお願いしてしまうのが結局は得策のようだ。

少しずつ書籍の電子化にも取り組んでいるが、上述の道具立ては(最強ではないにせよ)なかなか悪くない。通勤時間中にiPhoneで参照できる情報の幅も一気に広がった。

先に引用したブログやウェブページを書かれた方に感謝するとともに、こういったノウハウを書籍という形でまとめて提供してくれたiPhone情報整理術 ~あなたを情報’’強者’’に変える57の活用法!(デジタル仕事術シリーズ)には大感謝である。

iPhone情報整理術 ~あなたを情報’’強者’’に変える57の活用法!(デジタル仕事術シリーズ)

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