なお、ここに説明した通りにやっても、書籍が購入できない・書籍が購入できていたのにできなくなった等が起こっても、自己責任ということでお願いします。
最近、ふとしたことでAmazon中国(http://www.amazon.cn)を久しぶりに見てみたところ、Amazon中国でもKindle、および電子書籍の販売が開始になったことに気がついた。調べてみたところ、本当にごくごく最近の6月7日から開始になったとのことだ。
欲しかった本を何冊か検索してみると、電子版も少なからず存在していた。例えば、「海底捞你学不会」という書籍は紙の本だと定価39元(585円)が19.10元(286円)で実際にはこれに送料がかかる。それが電子版だと3.90元(58.5円)で当然送料はかからない。
以前はKindleの米国版を持っていたのだが、日本でKindleの販売が開始され、iPhone/iPadアプリでAmazon日本から電子書籍が買えるようになったので、Kindleは手放してしまったのだった(目に優しい電子ペーパーは大好きなんだけれども)。
ただ、一台のiPhoneなりiPadにKindleアプリを2つインストールして、それぞれにAmazon日本のアカウントとAmazon中国のアカウントを設定する、というような真似は(iOSの仕様上)できないので、Amazon日本からKindle Paperwhite WiFi版を購入。7,980円なり。
- 出版社/メーカー: Amazon.co.jp
- 発売日: 2012/11/19
- メディア: エレクトロニクス
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到着したKindleは購入時にAmazon日本の私のアカウントに(親切にも)ひもづけられてしまっているので、まずは登録の解除アクションを実行する。
次にAmazon中国サイトを開き、アカウントサービス(我的帐户)からMy Kindle(管理我的Kindle)をクリックする(ちなみにKindle Paperwhiteの中国での価格は849元=12,735円。日本の1.6倍だ)。
端末の管理(管理我的设备)を選ぶと、まだアカウントにひもづけられたKindle端末はないので、何も表示されないでアプリのダウンロード紹介が表示される。
ここから居住国設定(国家/地区设置)を選ぶと、Amazon.cnでKindle電子書籍が購入できるのは、中国大陸、香港、マカオ、台湾、アメリカ、カナダ、タイに住所があるアカウントということで、私のアカウント上での現住所、および電話番号を妻の実家の住所、および自分の中国携帯番号に修正する。
支払い方法の設定(Kindle付款方式设置)に関していえば、日本で発行されたクレジットカードを設定しても特に問題はない。
さて、Kindle端末も電源をONにし、WiFiの設定をした後、Amazon中国のアカウントの設定をする。ここでAmazon中国のアカウントとAmazon日本のアカウントの両方で同じメールアドレスが設定されていると、IPアドレスから地域を推測して、ひも付け先のアカウントが決められてしまう(日本にいるかぎりAmazon中国から電子書籍が買えなくなってしまう)、とのことなので、Amazon中国のアカウントのメールアドレスはあらかじめ、Amazon日本のアカウントのメールアドレスと違うアドレスに変更しておいた。
さて、Kindle端末上でのアカウント設定が終わり、Amazon.cn側のアカウント設定を確認してみると、ちゃんとAmazon中国のアカウントに目の前のKindleがひもづけられていることが確認できた。
では、Kindle端末上で早速、電子書籍を購入することにしよう。検索画面からはピンイン入力で漢字の書名を入力することが可能だ。
すでに支払い方法の設定で1-Click設定をしてあるので、Kindle上からでも書籍はワンクリック(Kindle上だからワンタップというべきか)で購入が可能だ。
なお、ホーム画面を開くと、上半分は自分のアカウントで購入した書籍が表示されるが、下半分はアカウントとは関係なしに、IPアドレスをもとに自分の住んでいる地域のAmazonの広告が表示される仕様のようだ。下の写真でも日本語の電子書籍が紹介されているが、Amazon中国でこれらの日本語の電子書籍が売られているわけではない(タップすると書籍の紹介が表示されるが、購入はできないようになっている)。
さて、大多数の人にとってはどうでもいいようなAmazon中国Kindleネタを書き連ねてきたが、やる気と時間はあるけど金はない、という中国語学習者の助けとなれば幸いである。